ジャム作り


今日は私とジャム作りについて書いてみようと思います。

初めてジャムを作ったのは、移住が決まった頃、伊予柑を作ることが決まっていた時。たまたま図書館で手に取ったジャムの本のトップページが「伊予柑マーマレード」だったことに運命を感じ、興居島から当時住んでいた名古屋に送ってもらって作っていました。

教科書どうりに作ったジャムはとても美味しかった。

それから、毎年作っていましたが、砂糖+フルーツを煮るだけがジャムとずっと思っていて、なんだかその作業の淡白さに、少し敷居を高く感じてしまう自分がいました。時間もかかるし、手間もかかるし、、よーしやるぞーと意気込む感じ。なんだか心から楽しめてない自分、、

そんな思いがあった頃、そもそものジャム作りが始まったフランスについて知ろうと思い、フランス菓子の本などを見ていて、すっと心にストンと落ちることがありました。

それは、ジャムは、一つの料理。いかにフルーツにストレスをかけることなく、旬の素材の味をぎゅっと閉じ込めるのか。長期間にわたって素材の味を楽しめるか。

フランスの専門書では、ジャム作りに割と工程をかけます。それは、とても丁寧な気持ちでたっぷりの時間とフルーツに向き合うということです。

そうか、せっかく丹精込めて作った自慢のフルーツに対してもっと向き合わなければと思う気持ちが足りなかったんだ!

 

と、それから、ジャム作りを始めるときに、このフルーツで自分の思う味を作るにはどうすればいいかな?と考えることをとっても大切にして、試作の回数も自然と増えるようになりました。

下ごしらえの仕方、甘味料の選び方、入れ方、フルーツの煮かた、プラスアルファの素材との組み合わせ、一つ一つの工程、工夫する価値がある、そんなジャム作りが億劫からだんだんと好きになっていきました。

おかげさまで、今シーズンは、今まででたくさんジャムを作って、全てがお客様の元へ届きました。その時のジャムはその時の私のベストです。後から振り返ってもっとこうすれば美味しかったかな?と思う気持ちが、次への研究欲に繋がっています。

ごごにゃんファームのジャムをこれからも、よろしくお願いします!

 

 

 

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